エコキュートとは、ヒートポンプの技術を利用し、空気の熱でお湯を沸かすことができる給湯器です。もしエコキュートが壊れてしまった場合、修理が必要な状態や修理費用はどれほどかかるのか知りたいですよね。また、交換にかかる費用を抑えるコツについても詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
エコキュートの修理が必要な状態とは
エコキュートは光熱費の節約にもなって、地球にも優しいですよね。しかし、エコキュートは機械ですので必ず寿命がきてしまいます。もしも、修理が必要な状態になった場合や考えられる原因についてご紹介します。
お湯がとまらない
水位センサーの故障や循環口の汚れが原因として挙げられます。給湯量のコントロールが不能で、お湯が止まらなくなった場合は、水位センサーの故障かもしれません。また、周辺の汚れが詰まってしまったことでも、お湯が止まらなくなってしまったことが考えられます。
万が一、お湯が止まらない場合は元栓をすぐに閉めましょう。このような場合、素人では判断しにくいのでできるだけ早く、修理業者にお願いしましょう。
水やお湯がでない
蛇口をひねっても水がでない場合や、ぽたぽたとしか水やお湯がでない場合には止水栓がしまっていることが考えられます。住んでいる地域やマンションなどの建物で断水が行われていることもあるかもしれません。そのような場合があったのか確認されるとよいでしょう。
しかし、寒い地域に住んでいると凍結の可能性が考えられます。気温が上がることで自然に解消されますので心配することはありません。
給湯器の温度が不安定になる
シャワーを浴びていると急にお湯の温度が高くなったり、低くなったりします。このような状況になった場合、家全体で症状が出ているのかまずは確認します。もし、家の一部で起こっている場合は、温度を調整する機械がトラブルを起こしているかもしれません。
しかし、家全体で給湯器の温度が不安定な場合には、エコキュート自体の故障が考えられます。どちらにしても、水栓の修理や交換を検討することになるでしょう。
水漏れがエコキュートや配管に見られる
エコキュートには、金属製のパーツやゴム製のパーツで接続されています。このような部品は、経年劣化することを考えておかなければなりません。エコキュートの寿命は、10~15年ですが、パーツでの部品交換も可能です。
エコキュート本体や配管に水漏れといった症状があらわれた場合には、早めに修理を依頼しましょう。なぜなら、部品交換のパーツによっては特殊なものもあり、時間がかかる場合があるからです。早めの依頼をおすすめします。
水圧の弱さを感じられるようになった
まず考えられるケースは、配管による水漏れです。また、配管の詰まりやエコキュートの本体の不具合も考えられます。よくあるケースで、ほかの場所で水やお湯を使っていると水圧が分散されることで弱くなります。エコキュートのタンク内のお湯が少ない場合も水圧が弱く感じることがあるので、水圧の弱さを感じた場合には水漏れや配管のつまりを疑うとよいかもしれません。
エコキュートの修理にかかる費用相場について
エコキュートの修理では、故障した箇所や交換する部分によって費用の相場が変わってくるといえます。また、故障した症状によっても金額が変わってきます。おおまかな費用の一例としてご案内します。
お湯に関する修理
エコキュートでお湯が出ない場合やお温度が一定にならないなどのお湯に関する修理は、目安として約17,000~50,000円です。
水漏れに関する修理
エコキュートの貯湯タンクやヒートポンプからポタポタと水が出ている場合の修理は、目安として約15,000~75,000円です。
異音に関する修理
エコキュートを使用していて、以前より聞こえなかった音がする場合です。このような修理は、目安として約20,000~35,000円です。
ヒートポンプユニットに関する修理
エコキュートのヒートポンプユニット内部が故障していることが考えられます。部品の交換で対応が可能な場合がありますが、目安として約35,000~170,000円です。
交換にかかる費用を抑えるコツはある?
まず修理をお願いする前に、保証の内容を確認しましょう。なぜなら、使用しているメーカーによっては、無償で保証が受けられる場合があるからです。比較的、早い段階でエコキュートの修理が必要となった場合には保証が受けられる確立が高くなります。
また、メーカーによって、有料で保証が延長できることも。ご自宅のエコキュートが保証の対象になっているかを確認してください。
まとめ
いかがでしたか。エコキュートを修理することになったらどれくらい修理費用がかかるのか。また、修理が必要な状態である給湯器の症状についても解説しました。エコキュートは、光熱費の節約にもなって、地球にも優しいですよね。しかし、エコキュートは機械ですので必ず寿命がきてしまいます。ましてや10年以上使用している場合には、修理だけでなく交換も検討しるとよいでしょう。万が一、修理が必要な状態になった場合には、参考にしてください。そして、修理をお願いする前に、必ず保証の内容を確認することも忘れないでください。ぜひ、参考にしてください。